オランダ逍遥

いい歳してオランダへ花留学。 そんな男の日記です。

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収穫後のバラが作業室に運ばれて来ます。

因みに、全て識別番号がついていて、誰が何本収穫しているか、誰の収穫したバラが「収穫が早過ぎ」「収穫が遅過ぎ」であるかというような情報がリアルタイムで見られます。

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その、収穫が早過ぎ/遅過ぎをみるための機械がこれです。1本毎カメラでスキャンされるバラ。スキャン後、コンピューターが色の具合、つぼみの開き具合等を判断します。

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いくらコンピューターが優れているといっても、害虫、病気の有無、最終的な品質等級は人間が判断します。

でも内部の規則により、この仕事は集中力が必要なため、2時間以上続けて行ってはいけないことになっています。人間と機械の大きな違いですね。

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コンピューターと人間の判定により、バラは質・長さによって10レベルに分けられて出荷されます。花束を20本毎にまとめる機械です。一切人間の作業は不要です。



オランダでバラを生産する農家は200人位いるのですが、この最新のシステムを使用している農家はわずか8人しかいないそうです。

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最終的な出荷段階で、どうやってその10レベルを見分けるんだろうと思っていたら、答えは簡単。花束を縛る紐の色が異なっていて、それを見ればすぐわかるようになっています。

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ベルトコンベアで運ばれた花束は、プラスチックのスリーブで自動的にパッケージングされます。



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最後は人間の手で微調整です。スリーブをきれいに被せて、茎を切り揃えた後、水の入ったバケツ(質を保存するために、硝酸アルミニウムが溶けた水です)に詰めていきます。

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バケツはトローリーの上にきれいに並べられ、夜、ロジスティクス会社が出荷のために取りに来るまでは摂氏2度に保たれた冷蔵室に入れられます。

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1日3万本から4万本収穫されるバラに対して、この一連の作業を機械でやらないとすると、どれだけの人手が必要なんだろうと思って聞いてみると、「さあねえ。でも、バラの生産がケニヤやエチオピアなんかの労働賃金がタダみたいなところでしか、もうできないってことがわかるだろ?」と言われました。

3.5haのグリーンハウスで、年1千万本バラを出荷している農園なのですが、実はあまり儲かっていません。これだけのシステムを動かす訳ですから、燃料価格の高騰(自家発電用の天然ガス)が収益に大きく響いており、このまま燃料価格が上昇すれば、来年度は赤字になってしまうだろうと、もうお手上げだよ、という状況です。

オランダの花き園芸業は、非常に高い労働コストと、ここに来ての燃料価格の高騰、さらにアフリカ等からの安い花きの輸入増加によって、倒産する農園が相次いでおり、一方では資金力のある農園がその農園を買い取って規模のメリットを狙い、6haから8haもの巨大なグリーンハウスをつくっています(因みに、日本(関東圏)で、バラのグリーンハウスの平均的な大きさは、0.3haくらいと聞いています)。
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とても興味深く拝見しました。
(面白いと言う意味ではありません)
いろいろ考えさせられますね。
Advance・・・好きなバラです。

2008.06.10 22:48 URL | thura #- [ 編集 ]

thuraさんのお店でAdvance取り扱っていたんですね!
全世界で、この農家でしか生産されていないので、thuraさんが売られているAdvanceは間違いなく、この農場でできたものですよ。
日本に輸出されているなんて聞いたら、驚くかもしれませんね!

2008.06.13 00:28 URL | katovsky to thuraさん #- [ 編集 ]












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